現代人は忙しい
仕事にプライベート、家事、育児など・・・
持病などあった場合には、定期的な通院、診察待ち、診察、薬局での待ち時間も必要。
かって、大企業の産業医をしていた事があります。
高血圧や糖尿病で通院と薬の内服が必要な上司であったのですが、あまりに業務が多忙で
つい薬の手持ちがなくなり、血圧や血糖値が変動するもやむなしという日常でした。
医療機関が平日の昼間しか空いていなかったりすることが多いのも良くないです。
平日の日中に時間を気にせず、のんびり受診できるのは、よほど暇な人か老人くらいでしょう。
ここで、オンライン診療の出番です。
すでに診断がついており、病状が安定しているなら、欲しいのは「いつものお薬」だけです。
近年、特に混んでいるのはメンタル系クリニックです。
もちろん、精神科専門医が目を離せないような病状の方もおられるでしょうが、ほとんどの方は、いつもの眠剤、安定剤が欲しいのです。
採血やレントゲン検査をするわけでもありません。
薬だけで良いのです。
これまでの医療事情では、それでも通院、診察待ち、診察、薬局での待ち時間が必要でした。
今はオンライン診療で自宅から、あるいは仕事の休憩時間にアクセスして、薬が自宅に送られてくるのです。
そして、もし病状に異変があれば、あらためて専門医を受診すれば良いのです。
現代人にとって時間は最も貴重なものです。
仕事で成果を出し、プライベートも充実させるためには、無駄な時間は省きましょう。
そして出来たゆとりの時間は自分自身の為に使いましょう。
著作:濱崎 弥生(ハマザキ ヤヨイ)先生
岐阜大学医学部卒業
医学博士号(内分泌代謝)
日本医師会認定産業医
日本保険医学会認定医
社会医医学会専門医協会指導医